2001 4/30(月)
 ひとつ思い出すと次々と連鎖反応で古い話を思い出してしまうものだ。
 小学校の時の私は繰り返し書くようだがそれはもうほんとにめちゃくちゃバカだったので、
 書ききれないほどアホなエピソードがある。

 小学校3,4年の時、学期の終わりなど節目に何回かクラス会が行われた。
 クラス会では、みな何か出し物をしなくてはならない。手品をしても歌を歌っても何でもかまわない。
 私はいつも、クラスのTさんと2人で演劇の脚本を作って上演していた。
 いつでも、Tさんの役柄は「かすみ」で私は「ゆか」だった。
 (そういえば昔ふらにごとに書いた「ドリームガールズ」の役名も「ゆか」忘れたけど多分この演劇がモト)
 基本的にドタバタの喜劇で、家で一生懸命笑わせる脚本を作っては、家で一生懸命練習していた。
 おばさんの髪型のかつらをかぶったこともあった。これはめちゃくちゃウケたが恥を知れと言われた。

 さて、4年も終わりの頃のクラス会で、道徳か何かの時間に、4年3組全員視聴覚室へ移動した。
 私とTさんの番がやってきて、視聴覚室の舞台で演劇を披露していた。
 そして、ドタバタのシーンで、私とTさんはドテッと床に倒れ込んだ。
 その瞬間、クラスのみんなが、
 「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
 と叫んだ。
 私は何が起きたのかわからなくて、とりあえずしばらく倒れ込んでいたら、
 Tさんがふと何かに気づき、慌てて私のスカートを直した。
 倒れ込んだ時、スカートがめくれてパンツが丸見えになっていたのだった。

 もちろん私は恥ずかしくて顔から火が出そうにカーーーッとなった。
 担任のおばさん先生が、「こういう劇をやる時はスカートは履いてこない!」とかいってその場をまとめた。

 席(というか、じゅうたんに体育座りなんだけど)に戻ると、
 周りのみんなが、「あーあ」とか言葉にならない声をかけてきた。(冷やかしなのか?)
 でも私はその時既に、
 見えちゃったものはしょうがないじゃん!
 と、開き直っていた。
 もしかしたら、あまりにショックだったので、(好きな男の子もいたし・・・)
 恥ずかしい、という概念を感情から消し去るしかなかったのかもしれない。

 そして私は「パンツを見せてしまうことの恥ずかしさ」がよくわからなくなってしまった。

 で、私は、家に帰ってから実験した
 スカートを胸の位置までずりあげて短く履いて、わざとたんすの上から飛び降りるのだ。
 そうすればパンツが丸見えになるので、恥ずかしいことなのか何なのか、解ると思ったのだ。
 しばらくの間、何度か飛び降りてみた。
 流石の私も、飽きた。

 それから15年ほどたつけど、露出狂にもパンツマニア(なんじゃそりゃ)にもなってないので、
 あの実験は少しでも意味があったような気がする。